御祭神御朱印『早良親王』のお知らせ

御祭神である八柱の神様の御朱印を、毎月1種類ずつ頒布しております。

当社にお祀りしている神々は、奈良時代から平安時代にかけて、政争や策略が渦巻く中で、思いがけない冤罪により非業の最期を遂げられた悲運の方々です。


7月 早良親王(さわらしんのう)

早良親王は、光仁天皇の皇子で、桓武天皇の弟にあたります。11歳で出家し、東大寺で暮らしていたことから「親王禅師」と呼ばれていましたが、のちに桓武天皇が即位すると、皇太子に立てられました。

しかし、785年に起きた藤原種継の暗殺事件に関与したと疑われ、皇太子の位を追われることになります。藤原種継は、桓武天皇の長岡京遷都を進める中心人物でしたが、この遷都は東大寺などの仏教勢力や、旧来の勢力から距離を置く狙いがありました。そのため、東大寺とゆかりの深い早良親王には不信の目が向けられたといわれています。

早良親王は絶食をし、無実を訴えますが、淡路島への配流の途中、現在の大阪府にあたる河内国・高瀬橋付近で亡くなったと伝えられています。

その後、都では天災や疫病が相次ぎ、これらは早良親王の祟りではないかと恐れられるようになります。

800年、桓武天皇は早良親王に「崇道天皇(すどうてんのう)」の尊号を追号されます。806年には桓武天皇の意思を引き継いだ平城天皇が、早良親王の御霊を鎮めるため、七日間昼夜を問わず金剛般若経を転読するよう諸国の国分寺の僧に命じられます。これが春と秋の「彼岸会」の始まりとされ、現在の彼岸法要の起源と伝えられています。


4月 井上皇后 / 5月 他戸親王 / 6月 藤原広嗣

7月 早良親王 / 8月 藤原大夫人 / 9月 橘逸勢

10月 伊豫親王 / 11月 文屋宮田麻呂


【頒布期間】令和7年4月1日 (火)~ 11月30日(日)

※過去の月に頒布した御朱印もお受けいただけますのでご希望の方はお申し出ください。

ただし混雑時やご希望の数が多い場合は、郵送対応またはお時間をいただくことがございます。

【頒布方法】直書き/書置き対応

【初穂料】 各御朱印 500円


【特典の特別御朱印】『桓武天皇』

8種類すべての御朱印をお受けになった方には、「桓武天皇」の特別御朱印を授与いたします。※すべての御朱印をお受けの際に、お申し出ください。



御霊神社

ならまち 御 霊 神 社 第五十代 桓武天皇 勅願社

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