御祭神御朱印『他戸親王』のお知らせ
御祭神である八柱の神様の御朱印を、毎月1種類ずつ頒布しております。
当社にお祀りしている神々は、奈良時代から平安時代にかけて、政争や策略が渦巻く中で、思いがけない冤罪により非業の最期を遂げられた悲運の方々です。
5月 他戸親王
他戸(おさべ)親王は、天平宝字5年(761年)に白壁王(のちの光仁天皇)と井上内親王の間に生まれ、聖武天皇の孫にあたります。宝亀2年(771年)に光仁天皇の皇太子となりましたが、翌年、母である井上内親王が天皇を呪詛した罪で皇后を廃されると、親王も連座して皇太子を廃されました。
さらに翌年には、井上内親王が天皇の姉・難波内親王を呪詛して殺害したという嫌疑がかけられ、現在の奈良県五條市に幽閉されました。そして宝亀6年(775年)、母子ともに不遇の死を遂げられます。
これらの一連の事件は、藤原式家が山部親王(のちの桓武天皇)を皇太子に立てるための陰謀であったと考えられています。他戸親王の死後、都では天変地異が続き、母子の怨霊の仕業と恐れられました。
4月 井上皇后 / 5月 他戸親王 / 6月 藤原広嗣
7月 早良親王 / 8月 藤原大夫人 / 9月 橘逸勢
10月 伊豫親王 / 11月 文屋宮田麻呂
【頒布期間】令和7年4月1日 (火)~ 11月30日(日)
※過去の月に頒布した御朱印もお受けいただけますのでご希望の方はお申し出ください。
ただし混雑時やご希望の数が多い場合は、郵送対応またはお時間をいただくことがございます。
【特典の特別御朱印】『桓武天皇』
8種類すべての御朱印をお受けになった方には、「桓武天皇」の特別御朱印を授与いたします。※すべての御朱印をお受けの際に、お申し出ください。
【頒布方法】直書き/書置き対応
【初穂料】 各御朱印 500円
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